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コラム/メーカーさん探訪記

リビングにも書斎にも調和するシンプルなデザイン。自在に曲がるアームで作業中の手元を的確に照らし出す実用性の高さ。この2点から多くの人に支持され、もう12年も連続でピカイチに入選している「エグザーム フロアランプ」には、「機能美」という言葉がぴったりとはまる。初代製品が誕生したのは平成元年。以来、エグザームは少しずつ進化を遂げてきた。

試行錯誤を繰り返し、明かりの美しさと使いやすさを追及するメーカー、スワン電器株式会社に話を聞いた。

◆株式会社カタログハウス様のご好意でカタログハウスのウェブサイトより転載させていただいています。

動きの滑らかさ、シンプルなスタイルを支える
バネとワイヤー

シンプルさをつきつめるかのようなエグザームのデザイン。その姿から受ける華奢な印象どおり、このライトの構造には実に繊細な構造が施されている。ヘッド部分を持って片手で楽に操作できるのに、ブレもなくぴたりと止まる。この気持ちよいアームの動きこそ、エグザームの最大のポイントだ。なめらかな動きを支え、また同時にデザインに特徴を与えてもいるのが、バネとワイヤーである。企画開発を担当する黒澤英之さんは、「このバネとワイヤーがエグザームの心臓部」と、語り始めた。

説明をしてくれた黒澤英之さん。企画開発を担当。

右が初代エグザーム。左が二代目となる現行モデル。両者とも、上部の関節より上側に1本のバネ、下側に1本のワイヤーがあり、これで動きを調節している。

「初代エグザームの時から、シンプルでヘッドが小さく、アームの動きが軽いもの、というコンセプトを貫いてきました。これまで改良を重ねる過程でもつねに、もっともっと軽くしてやろうじゃないかと、試行錯誤しながら、どんどんバネの数を減らしていったんです」 一般的なアームランプは、可動部を支えるため、アームの上下に計4本のバネを使うのがふつう。だが、フォルムをすっきりさせるため、エグザームにはバネが上下に一本ずつしか使われていない。そしてアーム下部にはバネの代わりにワイヤーを採用した。上下のバネの力をワイヤーで伝達することで動きを軽快にし、実用性と美しさを両立させている。

そして、このエグザームの真骨頂、永くピカイチに入選している根拠の一つが、アーム部分の耐久性である。なんと2万回の折り曲げテストにもびくともしない強さを誇っている。けっして派手なデザインや大袈裟な構造が施されているわけではないのだが、無駄を一切排した姿に、実用性と機能性に妥協しない真面目な仕事がされている。

「そんなに難しく考えないでください(笑)。バネとワイヤーでアームの動きをコントロールするのは、つまり、静摩擦と動摩擦の理屈ですよ。高校生の時に習う、物理の問題と同じです」と説明をしてくれたのは、初代エグザームから、15年以上開発に携わっている企画開発デザインチーフの林邦夫さん。

林さんは、エグザームの動きの軽さを、分かりやすい物理問題にして教えてくれた。

エグザームの設計を初代から担当している林邦夫さん。

林さんの物理問題

ちょっとした頭の体操です。遊んでみてください。

>答えは次のページにあります。

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