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デスクスタンドは通常、パソコンや読書など、使用する人の目の前に置くものです。
ただ、実際に使用する人にとって、必要なものはその光であり、照明器具ではありません。
極論を言えば、目の前が何らかのエネルギーで光り、実際に器具が何も無いのに、
十分な明るさが確保できる状況が理想と考えます。
私達はその理想の照明に少しでも近づくために、日々の開発を行っています。
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今から5・6年前ごろ、新たな光源としてLEDデバイスが世に出始めました。
LEDは電球や蛍光灯に比べ、はるかに小さい光源です。
この光源を使えば、現状の蛍光管を使ったデスクライトより更に薄型のシェードが作れるのでは。
私達の目指す理想の照明に一歩近づくための未来の光源はLEDであると確信し、製品化への検討を始めました。
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しかし、当初のLEDはコストが非常に高く、更に暗いものがほとんどでした。
白熱60W相当の明るさを得ようとした場合、たくさんのLEDを並べなくてはならず、
信号機のように並べたLEDがやっと使えるかなという程度のものでした。
しかもデバイスのコストが高く、現状の電球型蛍光管に対抗できるものではありませんでした。
しかし私達は近い将来、LEDは更に小型で、高性能、低価格なものが世に出ることによって、今以上に
ユーザーにとってメリットのある照明の時代が来ることをと信じ、研究を続けました。
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そんな中、2005年ごろからマルチチップデバイスといわれる
小さなセラミック基盤やアルミ基盤の上に数十個のLEDをならべて薄く効率よく発光するものが、
出始めました。そこでやっと思い描いたコンパクトで明るいデスクライトができると考えて
LED照明の開発を本格的にスタートしました。
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LED光源はわずか数ミリの厚さで十分な光を発する光源になりました。
私達はこの光源で、携帯電話と同等の厚さ(1cm以下)のシェードをデザインしようと考えました。
しかし、この光源の新たなる問題点が
明るくなったLEDは予想以上の熱を発するため、放熱板を厚くする必要がありました。
そのため、1cm以下のシェードは実現不可能となったのです。
開発は熱の処理という、思わぬ難題の解決が必要となりました。
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市場の小売店等でLEDを使ったライトが店頭に並び始めました。
しかしそのほとんどは発熱を抑えるために、明るさを犠牲にしたものばかりでした。
LED照明器具はシャープで薄型なデザインで十分な明るさを確保できるものを目指していた私達は、
安易に妥協したLED照明を世に送り出すことができないと思い、性急な商品化を諦めて
十分な明るさと薄さを両立するため、放熱対策に全力を注ぎました。
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熱を逃がすためにはLED光源にアルミ等の金属を密着し、パソコンのCPUのヒートシンクのように
熱を逃がす方法を考えました。しかし1cmの厚みでは十分な放熱効果は得られませんでした。
そんな時、「熱いんだったらアルミを樹脂で包んでしまえ」とアルミに樹脂を重ねて包み込む試作を
なかばやけ気味につくり、試しに温度検査器にかけてみました。すると何故か温度が上がらない!!
何故だろう?技術の担当を呼んで確認しても「熱いものを別の素材で包んで
温度が下がるわけがない」「布団で包んでいるようなもの」とまるで聞いてもらえません。
しかし、温度は上がらない。そこで「ああそうか」と気がつきました。アルミニウムは熱伝導の
良い素材、樹脂は放熱性の良い素材であると。つまり、内側のアルミニウムに直接マルチチップ
デバイスのLEDをマウントする、そのことで、シェード全体に温度を広げる。そして、
密着させた樹脂から放熱する。そんなコロンブスの卵的な発想で問題を解決しました。
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思わぬところから難題を解決した時、会社の顧問の先生から「これは競合のデスクスタンド各社が頭を悩ませている
最大の問題を解決することができた。先ずはこれを特許として申請したらどうか」と言われ、半信半疑のまま特許申請を行いました。
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最大の問題を解決した私達は、製品化を急ぎました。
LEDで目標の1cmの厚みを切るシェードとそれにマッチしたスタイリッシュなデザイン。
アーム部もそれにあわせ、既存製品よりも細いパイプを使用しました。
苦労の末、2008年11月にLEDIC EXARMを。2009年10月にはLEDIC EXARM MONOを
発売することができました。
私達が5年に渡り、妥協をせずに作り上げた、LEDIC EXARMシリーズ。
是非、一度、販売店にてご覧になってください。
きっとその良さと我々の苦労の跡が伝わると思います。
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